婚活は二股にはならないの!?複数異性との同時交際で気をつけること
婚活は二股でも三股でもOK?いつまでなら同時交際できるのか
「婚活は、二股してもいいんですよ」そんなことを聞かされたら、婚活初心者は「え?」と面を食らうのではないでしょうか。二股というのは、ちょっと語弊がありますが、正確には、「同時交際」や「並行交際」と呼ばれます。
結婚相談所で、カウンセラーさんから「同時交際は大丈夫」と進められることもあります。二人の人と、同時に付き合う? それって二股では? と疑問に思うことでしょう。二股と同時交際は、はっきりと違うものです。
婚活には、「仮交際」と「真剣交際」の2つのステップがあります。はじめて顔を合わせデートをする。相手がどんな人かを知る。交際の申し込みはしていないけれど、デートを重ねている段階が「仮交際」です。数回のデートのあと、結婚を前提にお付き合いをきめれば「真剣交際」になります。
二股にもみえる同時交際が推奨されるのは、仮交際の段階です。婚活サイトで知り合った異性とメッセージを交換して、会いましょうと誘う。婚活パーティーでカップリングが成立した人と、連絡先を交換してデートの日程調整を行う。結婚相談所で紹介された人と、顔合わせする。これを、同時期に複数人と行うのが同時交際です。
だれとも正式にお付き合いをすると決めているわけではない。これが、恋愛での二股と違う点です。
仮交際は、お互いに「この人が結婚相手だ」とは決めていません。好きかどうかも、まだわからない状態です。いわば、婚活するなかで、理想の結婚相手なのか探っている段階といえます。デートをするといっても、恋人同士のような「お付き合い」とはまた違うわけです。
どんな人なのか、もっと知りたい。結婚について、どんな風に考えているのか聞いてみたい。仮交際は、デートを重ねることで、一緒にいて安心できる伴侶になれるかをみています。婚活だからといって、いつまでたっても複数の相手と付き合うのは、ズルズルと婚期を逃すことになります。
同時交際で多くの異性と会い、正式交際の段階でケジメをつけて決めることが重要です。
結婚前に理想の相手か見極めたい!婚活で二股がおすすめされる理由
なぜ、婚活では二股とも思えるような同時交際がおすすめされるのでしょうか? それには、婚活という特殊な期間で時間を有効に活用したり、理想の結婚相手の条件をはっきりさせたりといったメリットがあるからです。
・時間を有効活用できる
お付き合いを決める前の仮交際といっても、結論をだすまでに3回ぐらいデートをするのが一般的です。デート以前に、メッセージのやりとりをしていれば1か月~3ヶ月ぐらいの期間を費やします。
その間、仮交際で会っている異性が一人だけだったら、もしダメだったときはゼロからスタートしなければいけません。
一人がダメなら、また一からやり直しでは理想の相手にたどり着くまで年単位の時間がかかってしまいます。けれども仮に3ヶ月の期間で、複数人との仮交際をすすめていればどうでしょう。一人をお断りしたとしても、ほかに交際相手がいることに。婚活に費やした3ヶ月が、丸々無駄にはなりません。1年以内に結婚相手をみつけたいといった、明確な目標を持っている人に向いている婚活スタイルです。
・結婚相手の条件がはっきりする
一人の人と交際しているだけでは見えていなかった好みが、別の異性との交際で自覚することがあります。野球観戦や、あまり見ない映画のジャンルなど、あらたな趣味を持つ人を好ましく思ったりします。
逆に、「やっぱり食事を一緒に楽しめる人がいい。」といった、これはぜったいに譲れないという点があきらかになることも。
同じタイミングで、複数の異性と会うことにより、それぞれの良さや欠点がはっきりとわかります。あなたにとって、どんなタイプが合うのか。結婚相手に求める点でこれは譲れないなど、理想の条件が浮かびあがるのが同時交際のメリットです。
・婚活のモチベーションが保てる
婚活は、はじめはモチベーションが高くても、そのうち落ち込む時期がやってきます。とくに、お断りされるとつらいものです。ドキドキしたときめきや、この人でいいのかなと悩んだこと。デートに費やしたお金や時間。そんなものがすべてなかったことになり、一生結婚できないのかと、むなしい気持ちになります。
婚活は時間も体力もお金もつかうことです。断られて、ほかによい人がいないと、一気に落ち込んでしまうことに。
しかし同時交際を進めている相手がいれば、一方にお断りされても、ほかに素敵な人がいるはず!と気持ちを切り替えられます。より効率的に、理想の結婚相手を見つけられるようになる。それが、同時交際が婚活でおすすめされる理由です。
その二股交際は浮気になる?婚活のデート、同じ日に複数と会うのはあり?
メールだけならまだしも、実際にデートするのに複数の異性と会うなんて……と罪悪感を覚える人もいるでしょう。しかし、婚活で一日のうちに複数人とデートしたり、土日の週末で別の人と会ったりするのは珍しくありません。
婚活は、時間をいかに有効に使うかも大事なポイントです。のんびりしていると、あっという間に1年や2年がすぎ、婚活で重要視される年齢を無駄に重ねてまうことに。
最初は戸惑いを覚えても、実際にはほとんどの人が土日の週末でいくつかのスケジュールをいれて婚活しています。平日は仕事があるため、そうそう簡単にデートできるわけではない人も多いです。
あくまでこれは仮交際の段階。様子見です。婚活をしている人にとって、同時進行の相手がほかにいることは暗黙の了解になっています。
同時交際が認められる婚活は、常にライバルがいる状態だと考えていいでしょう。とくに女性は奥手になりすぎると、「ほかにいい人がいたので」と断られてしまうかもしれません。いいなと感じる人ならば、女性から次のデートにお誘いするものあり。
ただし、時間を無駄にしないようにと頑張りすぎると、婚活疲れになってしまうので気をつけて。知らない人と、立て続けに会うのはパワーを使います。同時交際を進められる婚活でも、無理しすぎない範囲でやっていきましょう。
仮交際で、相手に複数同時進行しているとつたえるべきか
複数の同時交際は、婚活において暗黙の了解です。仮交際なら、自ら伝える必要はありません。
デート中に、かならずといっていいほど婚活の話題がでてきます。なぜ婚活をしているのか。いまは婚活はどんな感じ? と質問されるかもしれません。会話の中から、ああ同時交際しているんだなと察するときもあるでしょう。
すべてを包み隠さず話す必要はありません。けれど「ほかにも会っている人がいるんですか?」と聞かれたら、「まだお付き合いではないですけど、こうしてお茶するのは何人かと会ってます」と正直に伝えるほうがベターです。
こちらがオープンになれば、相手も婚活の状況を教えてくれるかもしれません。ほかにも会っている人がいるのか。何人ぐらいと会ったのか。
婚活の仮交際期間は、ちょっとメールの返事がおくれただけで「ほかにいい人ができたのかな」と不安に思ってしまうもの。ある程度、お互いの婚活状況を知っていたほうが、無駄な詮索をせずにすむ利点があります。
婚活で選べないと悩む……複数交際から結婚相手を決めるポイント
同時交際をして発生する悩みが、「どの人に決めたらいいかわからない」というものです。みんないい人だし……ほんとにこの人でいいのかな……と、将来の不安と相手への期待で揺れ動いてしまいます。
けれど、いつまでたっても同時交際を続けているわけにはいきません。真剣交際で結婚にむけてお付き合いを決めたのに、ほかに仮交際している人がいたら二股になってしまいます。
お金があるから、職業が安定しているから、条件だけ見比べて選んでも、幸せになるとは限りません。では、どうすれば心の底から納得して結婚相手を決めることができるのでしょうか?
悩んだら、あなたが笑顔にしてあげたいと思う人を想像してみましょう。あなたは、その人の隣に立ったとき、一緒に幸せになりたいと思いますか? それは、あたえてもらうだけではなく、あなた自身が相手に何かをあたえたいというギブの気持ちでしょうか。
夫婦は、一緒に人生を歩んでいきます。30年、40年の長い年月を共に過ごす可能性があります。
複数の人と会い、誰と正式に交際するのか迷ったら、いま一度自分自身に問いかけてみましょう。一緒にいて、穏やかで安定する。幸せに満ち足りた気分になる。それがなによりも結婚相手を選ぶ決め手になるでしょう。