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結婚・出産ってそんなに偉いの?マウンティングをする既婚者の心理


結婚したらそんなに偉いのか?何気ない一言に傷つく独身生活

「早く結婚したらいいよ」「子ども産まないの?」

独身の身にとって、既婚者のアドバイスが上から目線に感じられるときがあります。とくに、結婚をしたいとは思いつつ、相手がいない状況のときにこのような言葉をきくと、少なからず傷つくものです。

久しぶりに友人と会ったら、「なんで結婚しないの?」と言われる。そんなに結婚しているのが偉いのかと、イラっとしてしまいますよね。

結婚している人が、結婚していない人より偉いなんてことはありません。結婚も出産も、人生の選択肢の一つです。結婚願望があるかないかも人それぞれ。

他人の領域にずかずかと踏み込んでくるのは、共感力や想像力に欠けている人たちなのです。

そうは言っても、面と向かって言葉を投げつけられると気になります。独身だからダメなのかと、自分を卑下してしまうことも。独身なのは事実。結婚もしたい。いくら気にしなくていいといわれても、投げかけられた言葉が耳に残ります。

既婚者からの「アドバイス」をうまくかわすには、なぜ彼・彼女たちがそんなことを言うのか。既婚者の心理を理解することが役に立ちます。既婚者も、心の底から「結婚は偉い」と思っているわけではありません。実は、それが満たされない不安を隠すための行為であることも。

今回は、あたかも結婚しているほうが偉いとふるまってしまう既婚者の心の中をのぞいてみましょう。

女性の一番の幸せは、結婚して子供を産むこと?そんな風潮いまだにある!?

人生の良し悪しは、結婚しているか、子供がいるかなど、その人のステータスでは表せません。けれど、「出産は女性の喜び」と考えている人もいます。

出産することで、女性の生命力の強さを感じることができた。子供を産み、育てることを偉業だと思っている。そうした人は、独身女性に対して早く結婚して子供を持つことを進めます。

確かに、出産は女性にしかできないことです。お腹の中で、親指サイズにもならない胎児を抱き、つわりや体の不調を乗り越え、やっと赤ちゃんと対面する。

それはいうなれば奇跡の連続です。妊娠中は、母体が生命の危機にさらされる可能性と、常に隣合わせです。死の気配を身近に感じながら、やっと手に抱くことができた命。そこに、人体の神秘を感じるのは自然なことだといえます。

人は、大きな苦労をして手に入れた経験ほど、肯定したいというバイアスが働きます。出産や子育ては、とくにそのバイアスがかかりやすい出来事です。命がけの出産、夜も満足に寝れず赤ちゃんに振り回される育児。大変だからこそ、喜びがある。そんな風に、自分の体験を肯定したいと思います。

その結果、「出産は素晴らしいもの」と頭の中で感じはじめます。

しかしながら、多様性がうたわれる現代において、「女性の一番の幸せは結婚と出産」と言い切ってしまうのは、あまりにも視野が狭い考え方です。

結婚を望む人もいれば、望まない人もいます。結婚しても、子供を持つかどうかは二人の選択です。なかには、結婚しなくても愛する人と一緒に生きる生き方もあります。

結婚マウンティングは劣等感の表れ。既婚者の心が満たされていない証拠

人は人、自分は自分。そう思っていれば、誰が結婚してようとしまいと、気にならないはずです。

むしろ、結婚している人は自分自身の生活に熱心になればいい。それなのに、他人の人生にまで口出ししてくるのはなぜでしょう。

心からの親切心で、結婚を進める人もいるでしょう。しかし、結婚について上から目線で偉そうにアドバイスしてくる既婚者の心の中には、「マウンティング」したい願望が隠されています。

マウンティングとは、他者を貶めることによって自己を肯定しようとする行為です。インターネットでも、隙あらば自分語りをして他者の優位に立とうとする行為を、マウンティングと呼ばれるようになりました。

「早く結婚しないの?」「結婚はいいもんだよ」「子ども産んだら、かわいいって」

このようなアドバイスをする既婚者は、「あなたには持っていないいいものを、私は持っている」と薄々と感じています。人の結婚に口出してくる既婚者ほど、自分の結婚生活が幸せかどうか自信がないのです。

それゆえ、独身者に対して彼らの持っていないものを引き合いに出すことで、自らを優位に立てようとしています。

偉そうにアドバイスする人ほど、実は私生活がうまくいっていなかったなんてのはよくある話です。既婚者の話に引っかかりを感じたら、それはあなたが悪いわけではありません。自己を満足させるために、「わざわざ」いらないアドバイスをしてくる。そんな人なんだなと、心の隅に置いておきましょう。

結婚・出産したからって勝ち組じゃない。互いに相手をうらやんでいる

結婚しているか、子供がいるか。それだけ考えると、あたかも既婚者が勝ち組のように思えてしまいます。しかし、実際はそんな単純な話ではありません。結婚している既婚者は、満たされない思いを独身者にマウンティングすることで満たそうとします。

既婚者は、口では「結婚は幸せ」と言いつつ、心の中では独身者をうらやましいと思う気持ちがあります。

子供が生まれたら、生活はハードモードです。睡眠、食事はおろか、身の回りを整えたり家を掃除したり、些細なことも子供に左右され自由がきかなくなります。仕事も、子供がいることでバリバリと働けないとフラストレーションを感じているかもしれません。

独身だと、一人で老後まで働き続けられるか。常に不安が付きまといます。結婚した友人をみれば、もう働かなくていいのか。旦那さんの稼ぎをあてにできていいなと、その安泰な状況に嫉妬するでしょう。

しかし、本当に既婚者はみな安泰で幸せでしょうか? 子供がいれば、日々の暮らしに加えて教育費や老後のたくわえが必要です。共働きでバリバリ働ければいいのですが、それもハードルが高いのが現状です。

働くために保育園に入れたくても入れない。子供のお迎えがあるから、残業はできなくなった。責任ある仕事をしたいけれど、育休明けで出社したら、部署異動になった…など、子供がいることで力いっぱい働けないというもどかしさを感じています。

こうしたお互いの負の側面は、なかなか見えないものです。互いに同士でうらやみ、手に入らないものを見て落ち込むのは、生産的ではないといえるでしょう。

結婚したら偉いんだと接してくる既婚友人とは、そっと距離を置こう

あなたは、仲の良かった友人が結婚して変わってしまったと悲しむことでしょう。たしかに、生活がガラリと変わり育児の話題だけになるなど、違う世界に行ってしまったと思うかもしれません。けれども、すれ違った道が子育てに余裕ができることで、また交わることもあります。

常識がある人は、独身者へのアドバイスが「うらやましい」気持ちや、自己を肯定したいというマウンティング欲求から出てしまったことを悟ります。久々に友達と再会して、なんだか独身の友人のほうがまぶしく見えた。そのせいで、ちょっと意地悪なことを言ってしまったと、後悔しているかもしれません。

しかし、世の中には悪意を持って接してくる人もいます。結婚しているほうが偉いのだと、マウンティングをとることで自己肯定感を得ようとするのは、独身の友人を食い物にする行為です。

いくらこちらの「不快だ」という気持ちを訴えても、なぜ結婚や出産への安易なコメントがだめなのか理解できない。他人の家に土足で踏み込んでいることに気が付かない人々とは、そっと距離を置くのが一番です。

会えばイライラする友人は、あなたによい影響をもたらしません。早く結婚しなければと焦ることはないのです。ましてや、結婚していないから、出産していないからあなたが半人前ということもありません。

結婚や出産は、その人が選ぶ人生の選択です。なにを選んだからといって、どちらがすごいということはないのです。

人は、隣の庭がいつも青く見えてしまうこと。そして、思っているよりも自分の経験を否定できないこと。それを踏まえておけば、既婚者からの偉そうなアドバイスも流せるようになるでしょう。