遠距離になった彼が一緒に暮らそうと言ってくれて同棲したが…

付き合って数週間で遠距離恋愛になってしまった

女、現在２９歳、会社員をしています。私の中で一番忘れられない思い出は、２４歳のときにお付き合いしていた彼との恋愛です。同年代の彼とは、友人の紹介で知り合いました。真面目で内気な私とは正反対で、活発で自由奔放な彼。

最初はそのアプローチに戸惑いましたが、自分にはない世界観や空気に惹かれ、お付き合いをはじめることに。すると、付き合って間もなくして彼が上京することになってしまったんです。実は彼はずっと音楽活動をしていたのですが、スカウトされたとかなんとかでその事務所から東京に来いと言われているとか…。

音楽をやっていることは出会った時に知っていましたし、彼は「俺には学歴も資格も何もない。本当は地元を離れたくないけど、俺に期待してくれて、必要としてくれてる場所があるんだったら挑戦してみたい。」という思いを聞き、応援しようという気持ちに。そんなこんなで付き合って数週間で遠距離になりました。

離れてるからこそ彼のことばかり…一緒に暮らそうと言ってくれて

最初は彼も寂しかったんでしょう。毎日のように電話やLINEで連絡を取り合っていました。今思えば私も若かったんだなと思いますが、東京での生活を楽しそうに話す彼は、地味な私から見るととてもキラキラして見えました(笑)

逆にうまくいかず落ち込んでいるときの彼は愛おしく思えました。１・２か月に１度のペースで私が東京に会いに行ったりもしていました。会える日までカウントダウンしたり、離れる日には号泣したり。

私はそれまであまり感情を表に出すことが無かったので、こんなに自分が感情豊かだなんて知りませんでした。
離れている時間が愛を育てると言いますが、まさにそれでした。離れているからこそ、もっと彼のことを知りたかったですし、離れているからこそ、彼のことばかり考えていました。

そんな彼がついに「東京で一緒に暮らそう」と言ってくれたんです。恋は盲目です。今思えば安易な決断でしたが、私は親を説得し、仕事をやめ、東京に行きました。部屋も狭いしお金もない。とりあえず仕事はしなきゃいけないので、全然興味のないアルバイトをしたり。それでも彼といる時間はとても幸せでした。しかし、１か月くらい経った頃から彼に変化がでてきました。