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適齢期過ぎた独身男女は肩身が狭い!?既婚者は未婚者を下に見る…


晩婚化・未婚化時代でも独身は肩身が狭い?周りにどう対処すべきか?

20代で結婚して、マイホームを持ち、子供は少なくとも二人、妻は専業主婦。そういった旧来からの結婚観・人生観は崩れつつあります。生き方が多様化し、生涯独身の人、子供を持たない人も珍しい生き方ではなくなりました。

しかしながら、アラフォーになって独身でいると、親しくない周りの人ほどうるさく言う傾向があります。職場で独身を理由にいじられたり、初対面の人に「お子さんは?」と聞かれ独身と言うと気をつかわれたり。

それに、結婚しているだけで未婚の自分に対して見下したような態度をとられるのは気持ちいいものではありません。毎回、「いい人いないんですよ」と言い訳するような話題にも、うんざりしますよね。

アラフォー独身で肩身が狭い思いをしたら、どうすればいいのでしょう。大切なのは、視点を切り替えることです。あなたが思っているほど、他人は真剣にあなたのことを見ていません。

気持ちを切り替えれば、周りの声が気にならないだけでなく、日々の生活もあかるくなります。独身を理由にイジってくる周囲への対処法をご紹介します。

独身が肩身が狭いのは…周りにいる既婚者の言葉や態度のせい?自分の捉え方?

アラフォーなのに独身で職場でも肩身が狭い。そう感じる原因の一つは、周囲の目線です。しかしそれよりも重要なのは、あなたの自意識にあります。

他人からの言葉にカッとなったり、落ち込んだりするのは、あなた自身が「独身」であることにコンプレックスを感じている証拠に他なりません。つまり、あなたが独身であることを恥ずかしいと思っているから、独身を話題にされると肩身が狭いと感じるのです。

これについては、気持ちの切り替えかたは二つあります。

一つは、「本当に独身は恥ずかしいのか?」と自答自問することです。答えは簡単です。独身であろうが、誰かに恥ずかしいと思うことなんてありません。独身というのは、生き方の一つでしかないのです。東京に住んでいるのか、地方都市に住んでいるのかぐらいの違いでしかありません。

とはいっても、同年代の友人は結婚もして子供もいて、一人前に見える。それに比べて自分は……と落ち込むこともあるでしょう。他人と比較して自分が劣ったように思える。それこそが、独身コンプレックスの正体です。

コンプレックスを払拭するのは、容易ではありません。自信をつける体験やステップを踏むことが必要です。けれども、周りの見方を変えるだけで、コンプレックスを軽くすることができます。それが、二つ目の気持ちの切り替え方であり、「他人は思っているほど自分のことを見ていない」と知ることです。

例をあげて考えてみましょう。中学生の頃を思い出してください。友達とのちょっとした違いが、すごく気になったりしませんでしたか? あの子より、私の方が足が太いかもしれない。おでこにニキビができた。あいつの背が高くなった。いまから考えれば、たいしたことのない外見のことも、まるでこの世の終わりのように気になったものです。これが、自意識が過剰であるということです。

けれども思い返してみればわかるように、友人の足の太さやニキビの位置など、とくに気にとめることではないのです。独身もそれと同じで、あなたが気にすれば気にするほど、「周りに恥ずかしいと思われている」という気持ちが強くなります。

独身を話題にしている人は、それしか引き出しがなく人間味が貧相なのです。そんな人のために、あなたが気に病むことはありません。とくに会社は仕事をする場です。与えられた業務に取り組み、明るく笑顔でいればいいのです。あなたが独身かどうか、常日頃から判別している人はいません。

それでも執拗に独身いじりをする人がいたら、「不快だからやめてください」とキッパリ言ってみましょう。イジる人は「面白いと思って」やっている節があります。誰かを傷つけていることを考えもしません。

ハッキリ伝えても独身いじりが治らない人ならば、そっと距離を置くのが一番です。独身であることを見下して、自分が優位に立ちたいと思っている人かもしれません。幸せを比較する人の周りにいても、ろくな事になりません。そんな人にエネルギーを使うのはもったいないことです。最低限の会話に押さえ、距離をおくのが正解です。

同じアラフォー独身でも肩身の狭さは違う?結婚しない人と結婚できない人

自分の考え方を変えれば自ずとまとう雰囲気も変わってきます。独身を気にしている人は、周りから見ればどことなく自信のなさが滲み出ています。人は、嘘については敏感です。本心では独身は嫌だと思っているのに、無理に明るく振る舞う。そうした態度は、会話の端々から、相手に独身コンプレックスを抱いていると感じさせてしまいます。

そうすると、周りから「あの人、結婚できないんだね」という目で見られます。一方で、同じアラフォー独身でも「あえて結婚しない主義」とみられている人もいます。結婚したくでできないのではなく、あえて一人の生活を選んでいる。同じ独身でも、見え方が違うのは醸し出す雰囲気からきています。

結婚が生き方の選択肢の一つと理解していれば、それを選ばなくても別の道があるとわかります。仕事や趣味に、あなたが輝ける場所は結婚以外にもあるのです。それを理解して毎日を楽しんでいる人ほど、独身アラフォーであることに、肩身の狭さを感じないといえるでしょう。

肩身が狭いのは結婚したいと思うから?言われなければ独身で良いのか…

他人と比較して、独身である身が劣っているように感じる。それが、独身コンプレックスの正体です。アラフォーで独身が肩身が狭く感じるのは、結婚していないからではなく、独身=人として負けているとあなたが考えているからなのです。

そもそも、結婚とはなんのためにするのでしょう。人と比べて、幸せに見える生活を手に入れたいからですか? おそらく、多くの人は「違う」と答えますよね。見栄のために結婚しても、失敗する確率のほうが高いことをみなさん知っているのです。

なんていったって、3組に1組は離婚する時代です。たとえ心から愛する人と結婚しても、変化するライフスタイルの中で一生愛を誓い添い遂げられるカップルはどれくらいいるのでしょう。それほど、結婚生活とは本来続けることが難しいものなのです。

けれども、一人で何十年も生きるのはむなしすぎる。毎日の生きていく中でちょっとした喜びを一緒に分かち合いたい。それこそが、結婚したいと思う心の源泉でしょう。

喜びも悲しみも、わかり会える相手と巡り会えることは、ある意味運命です。出会いは環境やチャンスによって左右されます。繰り返しますが、結婚していないから人より劣るわけではありません。

結婚も独身も、生き方のひとつです。あなたが生涯寄り添えるパートナーが欲しい、そんな人と出会ったなら結婚という生き方を選べばいいのです。周りの意見や世間の目を気にしながら、「独り身のほうが楽しく生きられる」という考えを、卑屈に思う必要はないのです。

まだ出会ってないだけ!?悲観的にならずに婚活する勇気を!

結婚するかしないかの出会いは、タイミング次第。過去を振り返れば、もし出会うタイミングが違っていたら結婚していたのにと思う相手もいるでしょう。結婚したいと思う相手なんていなかったという人なら、まだ出会ってないだけかもしれません。

アラフォーで独身の方が、結婚したいと思うのであれば、20代の人の3倍は婚活の努力が求められます。年齢を重ねた結果、婚活市場で出会える相手は若い頃と比較して激減しています。周りの友人を見渡せば、既婚者ばかり。同世代で結婚相手を探しても、そもそも婚活をしている人数が少ないのです。

けれどもそれを悲観的に思うことはありません。いまは、インターネットの技術も発達し、10年前であれば出会うことができなかった人と知り合うこともできるのです。ネット婚活や婚活パーティー。趣味のSNSなど、知り合いの輪を広げる行動を繰り返せば、いつかお互いに結婚したいと思える相手と巡り会えるはずです。

独身コンプレックスを脱ぎ捨てて、一歩を踏み出してみましょう。きっと、いままでとは違う明日が待っているはずです。