『出会いは夜のお仕事』ホステスをしていた私がとお客様と恋をした話
常連が多いパブでホステスとして働いていたときに出会った男性
私は現在47才の女性です。パートで働いています。私が、彼と知り合ったのは31才の頃です。私は当時、パブでホステスとして働いていました。一見さんが少なく常連さんで賑わうお店でしたが、時々ノリで入ってくるお客様がいました。それが、彼と彼の同僚の二人組です。
作業着姿の彼らはお店の雰囲気とは似合わなかったものの、お金払いが良くて明るく飲んでいたので楽しそうだなぁと思って見てました。すると、接客していたホステスが私を呼びに来て「席について欲しいって言ってる」と言われたので行ってみました。
話をしていると同じ年でトラック運転手の方だったそうで、事務所が近くにあると聞きました。その後、彼は一人で通ってくるようになって付き合っている彼女の話や彼女の連れ子の話などノロケ話を聞いていました。
お互いに好意はあったのは感じていた…ある日彼女に振られたと落ち込んでいて
私も彼もお互いに惹かれていたのは確かですが、距離を縮めるキッカケを見つけられずにいた感じです。そんな時に彼はいつになく酔っぱらって店に来ると、彼女にフラれたと落ち込んでいました。その話を何度か聞いているうちに、彼から「改めてデートしないか?」と誘われたんです。
彼は、男気溢れるタイプで後輩などの面倒見も良く、惚れた相手にはとことん夢中になる人です。ただ、時々お酒を飲みすぎて乱暴な言葉使いになるのがちょっと気になりました。初デートは私が行って見たかった居酒屋さんでした。
そこで、貧乏旅行中のカップルに出会ったのですが彼はその後のお店にも連れて行ったり、ホテルを用意したり、翌朝の観光にまで付き合ってあげるという珍事件が発生。せっかくのデートがダブルデートのようになってしまってがっかりでした。
なかなか付き合う話にならない彼。自分の環境や過去などで悩んでいたようです
その後は、彼も忙しいのに会う時間を作ってくれるようになって嬉しかったです。一緒にいると楽しくて、私も背伸びせずに彼といられる事に喜びを感じていました。彼と付き合えたらいいなぁと思っていたんです。ですが、彼はどういうわけか「付き合ってください」の一言がないんです。
もちろんプラトニックな関係のまま友達のようなお付き合いです。私のこと好きなんだよね?と聞いてみると、やっと彼から身の上話をされたんです。それは、複雑な家庭環境の話でした。両親の事、前の結婚の事、子供がいる事など。
そんな自分でもいいのか迷っていたそうです。私たちはそのまま交際に至りましたが、やはり家庭の複雑さに気持ちがついていかずに別れる事になりました。彼は彼女は大切にするタイプでしたが、家族を大切には出来ないタイプの人でした。でも、今でも彼との恋はいい思い出ですね。