身内の紹介でお見合いのような出会いですが、ちゃんと好きになって結婚
適齢期で親が心配し紹介してくれるという話になった
私は39歳女性で今は専業主婦しています。私が主人と出会ったきっかけは、身内の紹介でした。適齢期を迎えても結婚が縁遠かった私を母が心配して、たまたま職場の同僚に私のことを話したところ、その同僚が「私の従弟にいい人がいるよ」と紹介してくれたのが、主人でした。半分くらいお見合いみたいなものです。
母の同僚の方に間に入って貰い、喫茶店で初めて出会いましたが、私より年上だと聞いていたのに、ぺこりとお辞儀をした彼は金髪に近い茶髪で童顔だったので「若い人」という第一印象でした。
初めての形の出会いに緊張していた私でしたが、彼は気さくな人で話しやすく、お茶を飲みながら自分のこと家族のこと仕事のこと・・たくさんお話をしました。
最初に会った時に連絡先を聞かれるか心配しました
その後、「場所を移動しましょう」と、彼の車で30分かけて有名な観光スポットを訪れましたが、移動の車内でも途切れることなく会話を楽しむことができました。観光スポットに到着し、二人でソフトクリームを食べ、風が強い天気のいい日だったので、ボトボトとソフトクリームをこぼし、二人で大笑いしました。
その後、予定が入っていた私は彼にまた最初に出会った喫茶店まで送ってもらって別れることになりました。この時連絡先を聞かれなかったら、私はナシなんだなと思っていましたが、彼から「番号教えてもらっていい?」と聞かれて、彼とここで終わるわけじゃないんだなぁと、内心ホッとしたのを覚えています。
それから「会いませんか」とお誘いを受け、何度かデートをしました。デートと言っても、まだお付き合いをしているわけではなく、本当に会ってどこかに行って、食事をして帰るくらいなものです。
彼も私も平日は忙しく仕事をしていて、会えるのは週に一度くらいでしたが、私は仕事でくたくたで、休日は少しでもゆっくりしたかったため、「自宅に仕事持って帰ってやってるの」と当たり障りのない言い訳をして、彼の誘いを断ってしまう時もありました。
お見合いみたいな出会いですが、ちゃんとお互い好きになれました
その時は彼より自分のことが優先でしたが、彼の優しい性格や気遣いのメール、会った時の楽しさが徐々に勝ってきて、週末が待ち遠しくなっていきました。彼を好きなんだと自覚したのはこの頃でした。
そしてまたしばらく経ったデートの帰り際、彼の車を降りようとした時、「待って」と呼び止められました。なんだろうと思っていると、「俺と結婚を前提にお付き合いをして下さい」と言われたのです。
私はすごく嬉しかったのですが、その言葉が“身内の紹介でお見合いみたいなものだからケジメをつけたい”という意味でそう言ったのか、私のことをちゃんと好きになってくれたからそう言ってくれたのかが全く分かりませんでした。
だから「私のことが好きだから付き合いたいと言ってくれたの?」と問うと、彼は力強く頷いてくれて、「好きになった。だから結婚を前提にお付き合いがしたい」とはっきり言ってくれました。そして私たちはお付き合いをし、結婚。今でも幸せに過ごしています。