婚活で相手を映画に誘うのはどう？映画デートの良さと落とし穴

鑑賞後に話が弾む？二人の距離を縮められる婚活映画デート

映画鑑賞は、一般的なデート先です。おもしろい映画をみることで、鑑賞後に話が盛り上がるのが特徴。2時間弱で共通の話題ができるため、恋人同士のデートの定番といえるでしょう。

では、婚活のデートではどうでしょう？　映画は二人の仲を進展させてくれるような時間になるでしょうか？

映画をデートでみる良さは、二人で同じモノを楽しめる点にあります。とくに婚活の交際初期段階は、互いのことをよく知りません。様子見の仮交際の段階で、話が弾むような話題をつくるには、もってこいの選択といえます。

映画のシーンでここが面白かった、感動したなど、相手の感性やツボを理解するのにも一役買います。

そしてなにより、会話ベタでもデートに切り出しやすく、間が持つというのが、婚活で映画に誘うメリットです。

ただし、はじめての婚活デートで映画をえらぶと、思ったような結果にならないことも。また、見る映画のチョイスを間違えると、鑑賞後に二人の空気感は最悪になります。なぜ初回デートで映画はさけたほうがいいのか。映画デートを成功させるコツはなにか。

ここでは、婚活デートで映画を選ぶときに、気をつけるべきポイントをまとめました。

婚活で異性との会話に緊張してしまう人に、映画をおすすめする3つの理由

素敵な結婚相手と出会いたい。そう思っていても、いざ異性を目の前にすると緊張で頭が真っ白になってしまう人がいます。思っていることがうまく言えない。こんなことを言ったら嫌われるんじゃないか。不安が先走り、結局口数が少なくなってしまいます。

そんな会話に苦手意識がある人こそ、婚活で映画デートは最良の選択といえます。一緒にいるだけで緊張するのに、黙って隣に2時間いるなんて無理！と感じるかもしれません。しかし、その2時間を共有することが、婚活で二人の距離を縮めるのに一役買います。

婚活で映画デートがおすすめの理由

・具体的な日程を出してデートに誘いやすい

映画は、デートの口実としてもっとも使いやすいものです。なぜなら、映画の上映スケジュールで鑑賞できる日が制限されるため、デートの日程を決めやすいからです。

「こんど、○○のレストランにいかない？」だけでは、「いいですね～」で流れてしまう可能性が高くなります。しかし、そこに具体的な日付を入れるだけで、受け取った側は「行ける」か「行けない」か、返答を迫られます。

こんど、こんな映画がみたいですね。今、こんな映画が流行ってますよ。○日にやってるみたいだから一緒に行きませんか？　と切り出せば自然な流れでデートに誘えます。

・会話が苦手でも、長時間一緒にいられる

婚活のデートは、どれくらいの時間一緒に過ごしますか？　正式なお付き合いを決める前の仮交際の段階では、お茶なら1時間～2時間。食事なら1時間半～3時間と、会話が苦手な人にとっては、とても長く感じるかもしれません。

同じ空間で過ごす時間が長くなるほど、相手との心理的な壁は低くなっていきます。お茶をして1時間半で切り上げるより、映画で2時間＆そのあとにお茶かランチで1時間半のほうが、二人で過ごす時間が長くなります。

・鑑賞後に、話すネタができる

せっかくの婚活デートも、共通の話題がないと盛り上がりません。映画を見た後であれば、内容について語り合えます。あそこが面白かったね、感動したなど、鑑賞後の場を盛り上げるのに一役買います。

また、映画の感想にはその人の感性や価値観があらわれます。キャストや脚本を批評するだけの人とのお付き合いは、ちょっと疲れてしまうかもしれません。無口なタイプでも、深い思考を持っていることに気づくかも。

その人の考えに触れられるのが、映画デートの良さといえるでしょう。

映画デートで好感度をあげるために、事前にやっておくべきこと

二人の会話を盛り上げ、お互いを知るのに役立つ映画デート。しかし、一歩間違えると「つまらなかった……」と映画間を出たあとの空気が最悪になります。そんな事態を避けるために、どんなことに気をつけたらよいのでしょうか。

映画デートに誘う前とデート当日までに、やっておくべき点をみてみましょう。

・相手の趣味のリサーチ

「これが好きだから、相手も気に入るはず」という思考は危険信号です。映画の好みは人それぞれ。あなたがいいと思うものは、もしかしたら相手はつまらないと感じるかも。

映画がつまらなかった＝デートがつまらなかったになります。2時間一緒に過ごして、見た映画に興味を持てなければ、その後のテンションも下がります。最悪、映画を見てすぐに解散なんてことも。

婚活の最初の段階では、相手の好みを知ることを意識しましょう。「どんな映画が好き？」「いま上映中だと、これとこれとかが人気だけど、見たいのあるかな？」と、事前に具体的に聞いておくのがいいでしょう。「おもしろかったね」となれば、その後のデートでも笑顔が増えること間違いなしです。

・チケットと座席の予約をしよう

人気の映画を休日に見に行く。これには、「満席」という恐ろしい落とし穴が隠されています。せっかく時間を調整して待ち合わせたのに、見たい映画は満席。「次の空きは、夕方からの回になりますが……」と言われた時点で、その婚活デートは失敗が確定します。

事前に、見たい映画をヒアリングした上でチケットを予約しておきましょう。見やすい座席もあわせて予約しておけば、当日はスムーズな流れになります。

・鑑賞後、お茶やお昼、食事ができる場所をリサーチしておく

婚活で映画に誘う目的は、ふたりで映画をみるだけではなく、その後の場を盛り上げるため。映画の感想を語り合ったり、お互いの結婚観や趣味・価値観を話す時間を作れれば大成功といえます。

そのためには、映画を見た後にランチやお茶が出来る場所をリサーチしておきましょう。ランチの時間帯は予約をとらないお店もあるので、相手が好きそうなタイプのカフェやレストランをいくつかチェックしておくだけで、お店探しの時間を短縮できます。

恋人同士なら、「なに食べようか～」と悩む時間も楽しいもの。しかし、婚活中に店探しに手間取るのはマイナスの印象です。

相手の好みのリサーチと、映画デートの事前準備をしておくだけで、当日の二人の仲が進展する可能性が高まります。

婚活で映画に誘うなら2回目以降がベター？初対面はまずは会話を大切に

共通のものを楽しみ、お互いを知るのにぴったりの映画デート。しかし、「はじめての婚活デート」で映画に誘うのは、あまりおすすめできません。

婚活の初対面は、お互いをよく知りません。好みや趣味、どんな仕事をしているのか。日常生活を知らないばかりか、顔を合わせるのもはじめて。初対面同士がいきなり薄暗い空間で隣に座るのは、心理的な緊張がいやでも高まります。

映画についての共通の感想をもつのはできますが、お互いについては知らないまま。コミュニケーションで、より相手を知るチャンスを失ってしまいます。

また、映画がつまらないと鑑賞後の空気は最悪に。映画をみて疲れたから即解散、なんて悲惨な状態になることも。　婚活の最初のデートは、お茶やランチなどなるべく明るい空間でおしゃべりを楽しみましょう。会話から、互いの人柄や性格を知っていきます。

そのうえで、2回目のデートに映画鑑賞にさそうのがよいでしょう。初回のデートと比較して、場所や雰囲気の変化がつけられ、新鮮な気持ちで会うことができます。

親密度を上げる！婚活で真剣交際に進むなら自宅で映画デートも

様子見の仮交際のときは、映画館でのデートが一般的です。そして結婚を前提に正式なお付き合いがはじまっても、映画は二人の距離を縮めるのに役立ちます。

結婚する予定の相手のことを、もっとよく知りたい。そんなときは、自宅での映画デートに誘ってみましょう。家でゆっくり映画をみようと話をすることで、自宅に誘いやすくなります。

二人で料理を作ってみたり、好きなお店の惣菜を持ち寄ったり。お店とは違う、リラックスした雰囲気で過ごせるはず。料理の腕に自信があれば、アピールするチャンスにも使えます。自宅に上がることで、普段の生活をのぞけるのもポイント。

婚活の初期段階で、相手の価値観や好みを知りたいなら映画館デート。真剣交際がはじまり、もっと二人の距離を近づけたいなら自宅でまったりする映画デート。食事のデートだけではなく、いろんなシーンに出かけることが婚活で互いを理解するポイントです。映画デートを、ぜひ婚活に上手に取り入れてみてくださいね。