婚活で譲れない条件が多すぎも少なすぎもNG!?理想はどれくらい?
絶対に譲れない条件が3個以上あると、結婚のチャンスを逃す!?
婚活中は、結婚相手についたくさんのことを望んでしまうものです。
年収は800万円以上がいい、年齢は30代半ばまで。都内暮らしで次男か三男。煙草は吸わず、趣味はアウトドアやスポーツ。料理と家事もしてくれる男性。
こんなふうに、ずらずらと結婚の条件を並べている友人を見たら、どのように感じますか?
たいていの場合は、「そんな完璧な人…いる!?」と心の中でツッコミたくなるでしょう。男女問わず、理想の結婚相手に多くを望みすぎているのは、はたから見ると「現実的ではない」と思えてしまいます。
人間、どこか欠点があるのがつきものです。それなのに理想の譲れない条件を多く掲げ、これに当てはまらないとダメと主張するのは、出会いの範囲を狭める行為でしかありません。
婚活で絶対に譲れない条件をあげるなら、まずは一つに絞るべきです。一つにするなんて、無理と思うかもしれません。けれどもあえて一番譲れない条件を決めることで、あなた自身が結婚生活に求めるものがはっきりと見えてきます。
その結果、婚活でより冷静にお相手のことを見られるように。
今回は、なぜ婚活の譲れない条件を一つに絞るべきなのか。その理由と、条件を考えるときに注意すべきポイントについてご説明します。理想の条件が多すぎて悩んでいるという人も、この記事を読めば頭の中がすっきり。自分の婚活に、より集中して取り組めるようになるでしょう。
決めるなら、絶対に譲れない条件を1つまでにするべき理由
婚活で結婚相手に譲れない条件を決めるなら、まずは1つに絞りましょう。なぜ、1つに決めなければいけないのか。理由の一つは、先ほどもお話した通り「出会いの範囲を狭めすぎない」ためです。
そして、条件を一つに決めることは、あなた自身が結婚相手に求めているものはなんなのか、よりはっきりとさせる効果があります。
たとえば、以下のような条件を持っていたとします。
・年収600万円以上
・年齢は30代(同い年くらい)
・都内在住
・お酒が好きな人
・休日にも子供と遊んでくれそうな人
・結婚しても、夫婦でデートに連れて行ってくれる
・夫婦二人の共通の趣味を楽しめる
求める条件を書き出すのはいいことですが、これでは「結婚相手を探すときの条件」と「未来の結婚相手に求めること」がごっちゃになっています。子供が好きか、結婚しても夫婦の時間を一緒に楽しんでくれる人か。これは、婚活で結婚相手を検索する段階ではわかりません。今は子供に興味がなくても、将来子煩悩になる例もあります。
こうした、「未来の結婚相手に求めること」は、婚活の初めの段階では条件に入れるべきではありません。なぜならば、不確定すぎて相手を絞り込むのに適していないからです。
そして、一つひとつの条件に対して、「本当にこれじゃダメなのか?」という問いかけをしてみます。例えば、掲げている譲れない年収は、本当に600万円以上の人ではないと結婚できないのでしょうか?
あなたも共働きを考えているのなら、男性の年収が多少低くても家庭生活は成り立ちます。都内暮らしではなく、都内近郊に住むことで生活費を安く抑える方法もあります。
年齢についても同様です。同じ年くらいとざっくり考えていますが、30代女性がそれで絞ると圧倒的に出会える人数が減ってしまいます。年齢から、結婚相手に適した相手が見つかるとも限りません。それよりも、最初の段階ではなるべく多くの人と会うことを重視したほうが、結婚につながる出会いをつかめます。
どの条件ならよくて、どれならダメというわけではありません。あなたにとって、本当に譲れないものはなんなのか。心に問いかける作業が大切なのです。
そして、譲れない1つを決めたのなら、ほかの条件は「なるべく合ってほしいもの」「なくてもいいもの」という様にグループ分けや優先順位をつけてみましょう。婚活が進んで複数人と交際しているとき、誰とお付き合いするのがいいのか再度考える際の基準として役に立つでしょう。
譲れない条件が高望みすぎる!?年収と年齢の落とし穴
条件を考えるときに、外せないと誰もが思うのが「年収」と「年齢」です。女性は男性の年収を非常に重視しますし、男性は女性の年齢を気にします。この2つの条件は、婚活サイトでも結婚相談所でも、初期段階からお相手を絞り込む条件として重要です。
このとき注意したいのは、決めた年収や年齢の条件で、どれだけ出会える可能性のある異性が婚活市場にいるのかということです。
世の中の男性の平均年収は400万円~500万円といわれています。それなのに、年収800万円以上の男性を望むのは、かなり高い競争率になります。それだけ女性側にも、競争を勝ち抜くだけの高スペックが求められます。
年齢についても同様です。男性は自分よりも若い女性を好む傾向にあります。しかし、40代男性が20代女性とお付き合いするのは、ぐっと難易度があがります。入り口の段階では、20代の女性からすればどうしても40代は「オジサン」に思えてしまい、お断りされる可能性が高くなるからです。
このように、条件を決めるにしても、その条件でどれくらいの人と会うことができるのか。対象を絞った後のことを考えるのも重要です。
結婚相談所に申し込んでいるならば、婚活アドバイザーと相談することで、あなた自身の婚活市場での立ち位置が見えてきます。婚活サイトや結婚パーティーを利用する人なら、何回かメッセージを交換したりデートするなどの行動を起こすことで、自分とマッチする層がどんな人たちなのか、なんとなく感じられるようになります。
これまで掲げてきた譲れない条件だと高望みすぎると気づいたなら、その都度条件を修正していけばいいのです。婚活は、出会いがなによりも肝心です。出会うことで、新たな一面を発見したり、あなた自身も気づいていなかった結婚生活への思いを再確認できることがあります。
「家事料理」を結婚の譲れない条件に掲げる男性は時代遅れ!?
男性で気を付けたいのは、条件に「家事ができる人」や「料理上手な女性」を掲げる場合です。
結婚生活で掃除・料理などの家事スキルは必須事項です。そのため、女性に家事スキルを求めるのは当然のことといえます。
けれども、時代は共働き世帯全盛期。共働きを前提として、婚活をしてる女性も少なくありません。そうした女性からすれば、「料理上手な女性」を求めるのに自分は家事スキルのない男性は、「結婚生活のお荷物」とも思われかねません。
また、料理の味にうるさい印象を持たれないように気を付けましょう。あまりにも女性の家事スキルを気にしていると、「マザコン」というレッテルを貼られてしまうこともあります。
家事スキルは、快適な結婚生活を送るのに重要な条件です。だからこそ、女性ばかりに求めるのではなく、自らもスキルを磨くことが大切です。
「料理上手な女性」ではなく、「料理を一緒に楽しめる女性」と書くほうが、見る相手の印象も変わってくるでしょう。
婚活で結婚できる人の特徴は?相手の条件に期待しすぎない
いくら条件を決めても、最後は相手に会ってみないとわかりません。デートを重ねるうちに、「ここは素敵」「こんな点はちょっと嫌だな」と思う部分が出てきます。
人は完璧ではありません。あなたが、お相手の食事マナーを気にしている間に、お相手はあなたの服装をチェックしているかもしれません。婚活で、なにもかも条件に見合った人を見つけるのは不可能だと思ったほうがいいでしょう。
譲れない条件をたくさん作るのは、それだけ相手に「この理想に当てはまってくれ」と要求しているようなものです。そうではなく、たくさんの異性の中から、あなたに合った結婚相手を見つけるための物差しが、譲れない条件であると考えましょう。
最初の期待が大きいほど、欠点を見つけたときにがっかりしてしまいます。それよりも、譲れない条件を絞り期待値を下げてから会うほうが、「こんな素敵な面があるんだ」とデートの後にハッピーになれるもの。
絶対に譲れない条件は1つに絞り、ほかの条件は優先順位をつけておくこと。そして、出会う段階ではなるべく範囲を狭めないようにすること。あなたの婚活市場での立ち位置を把握すること。条件だけにたよらず、デートではその人の内面と向き合うこと。それが、膨大な婚活マーケットからあなたに合ったぴったりの結婚相手をみつけるのに、大切なポイントだといえるでしょう。