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婚活中なぜ理想が高くなるのか?求めすぎて結婚できない人の特徴


みんな高望みしすぎ?理想が高いのは婚活では仕方のないこと?

婚活でよく指摘されるのが、理想が高い男女の存在です。そんなこと言っても、そんなの一部の人だけ。私/僕は違うから。そんな風に思っていませんか。実は、「自分は違う」と思っている人ほど、理想が高く現実を冷静に見れていない傾向があります。

「年収は1,000万円以上」「20代前半で容姿端麗」こうした条件は、わかりやすい高すぎる理想を表しています。普通の人を求めているのなら、理想は高くないはず。本当にそうでしょうか? 理想が高くないのに、なぜか婚活がうまくいかない。それは、あなたの掲げる理想が、あなた自身のスペックと釣り合っていないからです。

婚活で多くの男女が考えるのが、「普通の人がいい」というもの。しかし婚活は、学歴や年齢といった情報が先に来る世界です。内面の良さは、お付き合いを重ねてみないとわかりません。けれどもスペックで判断しなければいけない段階がある。そうすると、多くの人はどのような行動をとるでしょう。「普通であればいい」と考えていたのに、なるべく好条件の人を求めるのです。いわば、それは「損をしたくない」という防衛意識の表れでもあります。

婚活は恋愛のように、「好き」という感情が先行していません。そのため、相手が不在のまま、先の見えない不安とあいまって、理想だけを高く掲げてしまうのです。

いわば、婚活で理想が高くなってしまうのは仕方のないことだといえます。しかし、「私だったら、これぐらいの相手が当然」という意識のまま結婚相手の条件を見直さなければ、婚活はなかなかうまくいきません。婚活がうまくいっていないのなら、「相手がいない」と嘆くのではなく、婚活市場と自分のスペックにズレがないのか、今一度見直してみましょう。

理想が高い男女に多い、婚活を失敗しがちな3つの心理

高い理想を掲げることは、悪いことではありません。たった一人の相手と出会うための婚活です。一緒にいて、安らげる人や幸せを感じる人を選びたいと思うのは当然です。

しかし、相手への要求が多すぎる人は、男女ともに婚活がうまくいきません。次のような意識を持っていたら、「求めすぎ」な人になっています。

・外見への注文が多い

こんな服装でデートに来て欲しい。女性なら、スカートで当然。髪型は、もっと短めに。パーマをあてた長い髪の人が好み。

誰だって、好みの外見というのはあります。しかし、理想を具体化するのと相手に要求するのは違います。「もっとこうして欲しい」は、現状の否定と同様です。指摘されることが続けば、息苦しさを感じます。外見への注文が多いと、交際中にフェードアウトされてしまいます。
 

・年収、学歴などがすべて高すぎる

婚活では、「釣り合い」が大切です。理想の条件を決めるとき、相手のことばかり見つめていては不十分です。自らにも目を向け、理想の相手が果たして自分を選んでくれるのか。じっくりと考えてみるといいでしょう。
 

・条件から外れたものを許せない

理想が高い人は、往々にして細かい条件にまでこだわりを持っています。体重は、50キロ以下がいい。車は、外車じゃないとダメ。一つでも理想条件から外れたお相手は、すべてお断り。そのため、会える対象も狭まり、自らチャンスを逃してしまいます。

理想が高いということは、相手に多くを要求しているということです。結婚生活は、本来は二人で出来ることを補いながら作っていくもの。それなのに、相手から与えてもらうことばかりを考えていては、バランスがとれません。「こんな人がいい」「こうして欲しい」だけではなく、あなたが相手にできることにも目を向けてみましょう。

本当に婚活を邪魔するもの。理想の高さは、プライドの高さのあらわれ

高い理想を抱いてしまうのは、婚活ではありがちなことです。問題になるのは、その理想の高さをいつまで経っても修正できないタイプです。こうした人は、高い理想の裏側には、それよりも高いプライドが隠れています。

プライドが高い人は、婚活には向いていません。なぜならば、婚活は断られるのが当たり前の世界だからです。プライドが高すぎると、お断りされたショックを直視できません。格下の相手から振られるなんて、情けなくて立ち直れないと思ってしまいます。

そこで、無意識的に高い理想を掲げます。理想が高すぎることは、当人も薄々気づいているのです。理想を高く掲げていれば、「理想が高いから、振られちゃうのよね」と自己防衛できます。プライドを守るために、あえて結婚相手を高望みしているというわけです。

しかし、それではいつまでたっても結婚の幸せにはたどり着けません。振られても、それは縁がなかっただけ。お断りを、自己否定ととらえなくても大丈夫。高いプライドを捨て去り、会う人の幅を広げてみましょう。

理想を下げるのは、妥協ではない。ありのままを見る寛容さ

そうはいっても、理想条件を下げることに、最初は抵抗を抱く人がほとんどです。誰だって、容姿や学歴は「上」のほうがいいと考えます。

けれど、客観的に見て条件ばかりにこだわる人がいたら、どう思いますか? たとえば、女性の身長に条件をつける男性がいたとします。理想の身長は165センチ以下。やがて出会った素敵な女性。学歴や職歴、年齢などの条件もぴったり。性格も明るく、話も弾みます。けれども、その女性の身長は168センチ。そのため、男性は身長が3センチも高すぎるからとお断りしてしまいます。

その男性にとって、身長は重要な条件だったのかもしれません。けれども結婚生活に、身長の3センチがどれくらい重要なのでしょうか。

理想が高いと、条件に外れた欠点を一つも許せない狭い視野になってしまいます。たいして、理想を下げることは妥協ではありません。相手の良い点も悪い点もふくめ、ありのままを見つめようとする広い心です。

人はすべて完璧ではありません。長所もあれば、短所もあります。その短所をうまい具合におぎなえるのが、良い夫婦。そして、他人の欠点や弱さを許容してくれる人は、婚活で男女ともに受けがいいのです。条件にこだわり過ぎていると思ったら、目の前の相手との時間を楽しむことに集中してみましょう。

理想が高くても素敵な人をゲットするためにできる自分磨きのコツ

求めるばかりの人は、男女ともに結婚できない部類に入ります。理想の結婚相手に振り向いてもらうには、自分磨きが不可欠です。

想像してみましょう。もし理想とする人が、もしあなたの職場にいたら? きっと、ほかの社員からも人気になるでしょう。会社には、あなたより若い女性やかっこいい有望社員がいます。その人たちと競い合って、理想の人のハートをゲットできると思いますか?

理想が高いということは、必然的にたくさんのライバルがいるということ。それならば、相手のハートをつかむのには、あなたの魅力が必要です。婚活中は、自分のスキルや魅力を磨くことにも、時間を割いてみましょう。

一番効果が表れるのは、外見を磨く努力です。服装や髪型を変え、女性ならば自らに似合う化粧を研究します。ジムに通い、体作りをするのもいいでしょう。運動習慣ができてむくみがとれるだけでも、血行のよいつややかな肌になります。

結婚生活に必要な、家事スキルを上げるのも自分磨きの一環です。日々の暮らしに工夫を凝らしたり、良い食材で自炊にこだわれば、普段の生活も豊かになります。

婚活は人生の特別なイベントと考えられがちです。しかし、実際は毎日の繰り返しの続きに、人との出会いのチャンスがあるのです。婚活以外の生活のシーンを豊かにすれば、人生の楽しみが増えます。暮らしを楽しみこの先の将来を考えている人の方が、婚活の場でも魅力的にうつります。自分を磨き、誰かに幸せを与えられる余裕を持つこと。それが、素敵な出会いにつながるはずです。