公務員が婚活でモテるって本当？公務員が人気になる理由を検証

婚活で公務員が人気は嘘？本当？モテる理由は「安定性」

婚活でモテる職業があります。それは、公務員です。男性公務員であれば、婚活ではかなりの女性からアプローチがあると考えてよいでしょう。

公務員は、けして華やかな仕事ではありません。県庁や市役所勤めの職員、学校の先生、警察官や消防士も公務員です。霞ヶ関の中央省で働く国家公務員でも、「派手」「華やか」というイメージでは、商社や外資系勤務のほうが上です。ではなぜ、婚活で公務員がモテるのでしょう。その一番の理由は、職業の安定性です。

公務員は、一般企業のように倒産する可能性を心配することがありません。福利厚生も充実し、残業が少なく育休が取りやすいなど、子育て世帯の働き方に向いている側面があります。また、金融機関によってはマイホーム購入の際に、金利の低いローンを組めるところも。

結婚という人生プランを考えたときに、配偶者に最適な働き方をしているのが、まさに公務員なのです。加えて、親世代からのイメージも良く、結婚相手が公務員だと知ったら安心してもらえるのもポイントです。

ただ、公務員で婚活する当人は、自身の持っているスペックの高さに気づいてないケースも多いです。なぜなら、公務員を目指すタイプは比較的真面目な人です。クラスの中では目立たず、コツコツがんばるタイプ。異性関係も派手ではなかったため、どこか付き合うことに奥手になってしまうことも。

そのため、婚活をはじめても「年齢も若くないし…」「収入が高いわけじゃないし…」「女性との付き合い方も苦手」と、積極的にアプローチしていかない男性もいます。せっかく公務員の安定性という武器を持っているのですから、婚活で使わない手はありません。ぜひ、ここで上手に魅力をアピールする方法を学び、素敵な伴侶を見つけましょう。

公務員の年収は平均よりも高い？40代婚活でも地方公務員は無双状態？

公務員の婚活での魅力は、安定性だけではありません。その収入もアピールできるスペックになります。といっても、そんなに高給取りじゃないんだけど…と思う公務員の方もいるでしょう。

その前に、婚活している女性が相手に求める年収の額はご存じですか？　多くの女性が条件としてあげるのは年収500万円～600万円以上です。共働きになるか、専業主婦になるかによっても変わりますが、子供を産んでマイホームを購入してという人生設計を考えると、これぐらいは必要かなと思う女性が多いのです。

では、公務員の平均年収はどれくらいでしょう。職業によっても異なりますが、30代後半から40代になると、婚活で女性が希望する平均年収の条件を越える方が多くなります。若手であれば、支給額は少ないものの、福利厚生の充実で手取額が一般企業勤めよりも多かったり、社宅住まいで住宅費用が抑えられます。

特に、地方にいくほど公務員は人気が上がります。地元の企業の収入と比較して、地方公務員の給与が高くなるケースが多いからです。首都圏で婚活をしても手応えはなかったけれど、Uターン就職をして地元で婚活したら、たくさんの女性からアプローチを受けたなんてことも。

とりわけ男性は、年収が婚活では重要な条件になります。婚活をはじめるにあたり、あなたの年齢でどれぐらいが平均の収入なのか。自分はそれよりも上にいるのか。立ち位置を知っておくことは、結婚相手の条件を考えるときにも役立ちます。

ただし、年収をひけらかす言動は女性から嫌われます。たとえ高給取りだとしても、金銭が魅力だとアピールする行為に嫌悪感を抱く人はいるのです。初対面で踏み込んだお金の話はしないように気をつけましょう。

公務員同士の結婚もあり？婚活で公務員とカップルになれば家計は最強

公務員同士の結婚というのも、珍しくありません。同じような職種の公務員の方と婚活で出会えば、仕事の理解や共通の話題もあり、話が盛り上がることでしょう。公務員同士で結婚すると、次のようなメリットが考えられます。

・社会的な信用が高い

公務員という職業は、安定性という観点から世間的に信用される職業です。金融機関からローンを組む際に、夫婦共働きで二人とも公務員ということであれば、有利な条件でローンを組めることもあります。

・時短や育休制度。子育てがしやすい

福利厚生が整っている職場が多いため、子供を産んだ後でも女性も仕事を辞めずに働き続けられます。

・家計は2馬力で働ける

資格職の公務員であれば、子育てで退職してもタイミングをみて正社員に復帰することも考えられます。将来的に教育費がかかるタイミングで2馬力で働けるため、家計の負担を少なくできます。

・年金、退職金制度がしっかりしている

公務員といえば、年功序列で等級が上がると昇給し、退職金もしっかりともらえるところが多いです。夫婦そろって公務員であれば、退職時にまとまった老後資金が手に入る人生設計が立てられます。

一方で、次のようなデメリットも考えられます。

・どちらかが転勤がある

国家公務員など、一部の仕事は転勤があります。どちらかに辞令が出た際に、もう片方の仕事をどうするか検討しなければなりません。

・休みが合わないことも

公務員の仕事によっては、夫婦の休みが合わないこともあります。たとえば、妻は保育士、夫は消防士。土日が必ずしもお休みでない場合は、夫婦そろう日が月に1回だけになるかもしれません。

たとえ不況になったとしても、経済基盤が強いのが公務員同士の家庭の魅力です。堅実な人生設計を考えるのなら、お相手に公務員を希望するのもいいですね。

公務員なのに、婚活でモテない！？もてない理由は相手の思い込み

このように婚活でアピールできる強みがある公務員ですが、婚活に参加してもなんだかモテない…というケースもあります。そんなとき、原因は相手の思い込みにあるのかもしれません。

・公務員の本当の魅力を知らない

公務員ときくと、地味でつまらない仕事というイメージが浮かびます。20代の若い子で世の中の仕事を知らなければ、公務員の持つ安定性や子育て世帯に向いている働き方の魅力に気づかないこともあります。

・モテる公務員が婚活するのは「変」という先入観

公務員は、仕事の安定性からモテるはずだ。それなのに婚活しているなんて、性格やなにか問題があるのではと先入観を持つ人がいます。これは、まったくの偏見です。モテなかったり、性格に難がある人が婚活をするわけではありません。真剣な結婚への出会いを求めている人が婚活をするのです。

もし、相手が公務員に対して変な思い込みを持っているのなら、正直に話すことで警戒心を説いてあげましょう。職場は男性ばかりで、女性との出会いがなかった。彼女がいたときもあったけど、若い頃は結婚を意識していなかった。など、婚活している理由を正直に伝えることが、相手と打ち解けるポイントです。

もちろん、婚活に外見は重要です。仕事柄、見た目の派手さを問われない職業でも、婚活の際は身なりに気を配りましょう。清潔感を出すのがポイント。体型にコンプレックスがあるなら、ダイエットにトライしてみましょう。外見は努力で変えられます。ぜひ、自分磨きの場だと思って頑張ってください。

公務員だからモテるのは嫌！あえて隠す！？結婚は内面勝負！

婚活で強みがある公務員ですが、注意したほうがいいことがあります。それは、「公務員目当て」という肩書きだけに惹かれて、近づいて来る人の存在です。もちろん、婚活で結婚相手の条件を決めることは重要です。けれども、相手が自分の肩書きばかりをみて、内面を見てくれなければ、むなしくなってしまいますよね。

それと同じように、相手にアプローチをかけるときも、公務員というのはあくまで自分のスペックの一つだと思いましょう。年収や安定性といったカードばかりを全面に押し出されては、「いったいどんな人なのか」ということが伝わらず、表面上だけのお付き合いになってしまいます。

結婚では、年収や職業といった条件以外に、内面が合うかどうかが大切です。お互いに、趣味を一緒に楽しめるのか。食の好みは似ているのか。人生を一緒に過ごす上で、わかり合える価値観はあるか。公務員というカードは、あくまで知り合うときの入り口にしかすぎません。そこから、お付き合いで仲を深めていけば、お互いに「この人だ」と確信できるパートナーに出会えることでしょう。