婚活で会話下手でもいける!初対面でも相手に好印象を与える会話術
婚活パーティーの沈黙が怖い……会話下手でも出会いをゲットするには
婚活パーティーで会話が続かないのがつらい……そう思っている男女は、意外と多いのではないでしょうか。第一印象で惹きつけたくても、会話が盛り上がらなければなかなかカップル成立まではたどり着けません。
なにを話せばいいか迷ってしまう会話下手な方はもちろん、しゃべりすぎてしまうのも、婚活での会話が失敗する元です。こうした人に共通するのは、「会話が怖い」という気持ち。どうして、婚活での会話に恐怖心を感じてしまうのでしょうか。
それは、「自分をよく見せたい」と思う気持ちにあります。婚活は、相手にどう思われるかが勝負です。そのため、印象を意識するあまりぎこちない会話になってしまいます。そして婚活パーティーに参加してもカップルになれないことが続くと、「会話下手に、婚活は無理かも……」という諦めの気持ちが出てきます。
でも、本来婚活パーティーとは、会話下手な人でも相手と盛り上がれる数少ない場所なのです。なぜなら、婚活パーティーには最初から「プロフィール」が用意されています。会話を続ける極意は、相手との共通項を見つけることです。仕事や趣味といった、会話のとっかかりが最初から示されている婚活パーティーは、会話下手の人でも話を広げるチャンスがあります。そして、共通の話題で会話が続くことが、相手に好印象を与えることにつながります。
ただし、婚活パーティーで「印象を良くしよう」と意気込むのは、ある意味諸刃の剣です。なぜなら他人の視線を意識するあまり、目の前の相手に集中できなくなるからです。婚活での会話のゴールは、「その場を楽しむこと」ぐらいで考えましょう。そのほうが、肩の力を抜いてより自然体で会話できます。
ちょっとした準備や、婚活の会話の話題を意識することで、目の前の相手との5分10分の短い会話が楽しくなります。ここでは、沈黙が怖くならない婚活の会話術をお伝えします。
婚活の会話が苦手な人は、初回の婚活パーティーでは話題づくりの準備を
知らない人との会話が苦手と思っている人は、質問にうまく返せずつまづきます。そこで大切なのは、事前の話題の準備です。
といっても、じっくりネタを集めて壁に向かってセリフを練習して……なんてことまでする必要はありません。では、なにを準備するのか。それは、あなた自身のことについて少しだけ掘り下げることです。
婚活パーティーでの、失敗する会話の例をみてみましょう。
「えっと……とくにこれといったとはしないですね……」
「あ、そうなんですね~」
(沈黙)
この会話の最大の問題点は、相手の質問にまったく答えていないことです。婚活の会話は、自分のことを相手に知ってもらうための場所です。なのに、自ら情報を伝えることを断念しては、盛り上がるはずがありません。大切なのは、会話を楽しもうという気持ちです。そのために、あなた自身のことを少しずつ伝えていきましょう。
婚活パーティーで、初回に会った相手との話題はだいたい決まっています。
・趣味
・好きな食べ物
・仕事の内容
ほかにも、女性であれば得意料理について聞かれたりします。お勧めのお出かけスポットの話題で盛り上がることも。多くは、婚活のプロフィール欄の話題です。ですから、婚活パーティーに参加する前に、あなた自身について考える時間を作り、内容をイメージしておきましょう。
婚活は、相手に知ってもらうところからのスタートです。そのため、「いや、特に……」と返答してしまうことは避けましょう。事前の準備が、楽しめる会話を生み出します。
人見知りでも会話が続くコツは、自分の話+質問
では基本の話題について準備したら、その次に意識したいのは「続く会話」のコツです。
相手に好印象を持ってもらう会話とは、お互いが話題を楽しめるということです。たとえ沈黙がなくても、片方がしゃべりすぎている会話は婚活では次につながりません。失敗する会話の例をみてみましょう。
「最近は、ジムで筋トレして体を鍛えることにハマっています。仕事が忙しく、ここ数年で8キロも太ってしまったので、現在がんばって減量中です。おかげで、食事に対する知識も身につきました。料理は得意ではないですが、チキンを焼くぐらいはしています……」
みてわかるとおり、この会話の失敗は延々と自分語りをしていることです。これでは、相手の気持は引いてしまいます。たとえ興味のある話題でも、ずっと聞き役になるのは疲れますよね。会話下手で、頑張って話題を用意した人によくある失敗例です。
では、沈黙にもならず、相手も楽しめる会話とはどのようなものでしょう。それは、「自分の話題+質問」でセットにすることです。そして、自分の話はワンセンテンスぐらいにおさえます。
「ジム通いです。最近、ダイエットで筋トレにハマってしまって。運動はなにかされますか?」
これなら、自分のことをアピールしつつ、相手にも話すチャンスがまわってきます。まさに、会話のキャッチボールができる話し方です。そして相手にボールを渡すことで、どんなことに興味を持っているのか探ることもできます。共通の話題が見つかれば、それだけ話が膨らみます。
婚活で相手に聞いてはいけないタブーや失敗する会話とは?
婚活パーティーで知っておきたい会話のコツは、ほかにもあります。それは、会話で避けるべき話題についてです。成功する会話の例とは、「これだ!」と断言できるものはなかなかありません。なぜなら、会話とは相手との相乗効果で楽しくなっていくもの。話す相手の興味関心が違えば、楽しめる会話もおのずと変わってきます。
しかし、タブーな話題というのはある程度共通して存在します。これを話してしまったら、あなたの印象は急降下。
・ほかの婚活パーティーの話をする
話題に困り、参加したほかの婚活パーティーの話をするのはNGです。「前に婚活パーティーでこんな女性がいてさ……」など、その場にいない女性の話をするのはやめましょう。もちろん、みな婚活パーティーで自分以外の誰かと会っていることは知っています。しかし、話題に持ち出されると「私には興味はないの?」といい気はしません。
・モテる人アピール
婚活パーティーに参加することが、モテないようで恥ずかしいという意識がある人がいます。そうした人は、モテるアピールを無意識的に行い失敗する傾向があります。過去の恋人歴を披露することはもちろん、「婚活は、親に言われてきたんです」もいわゆる「私、必死じゃないんです」アピールになります。こうした自意識過剰な態度は、必死で参加しているモテない人とは違うのよという謎の上から目線を作りだしてしまいます。
・個人情報を深く聞く
初回から、個人情報をしつこく聞くのはやめましょう。どこに住んでいるか詳しく聞いたり、勤務地の最寄り駅まで言及したり。まだお互い知り合って間もない段階で深掘りするのは、相手に「この人怖い」という印象を与えてしまいます。
婚活ではじめて会う人は、「まだ知らない人」です。TPOをわきまえて、自己紹介から一歩二歩踏み込むぐらいにとどめましょう。
2回目以降のデートでもっと親密になるには、会話の話題は未来を話を
婚活パーティーでカップリングが成立したら、次は1対1のデートです。できれば、その先の真剣交際につながるといいな。そんな好感触を相手に持たせたいと思ったら、次のデートの会話では未来についての話題を挟みましょう。
未来についてとは、どういうことでしょうか。それは、子供は欲しいか、共働き希望か、親との同居はどう考えているのか、お互いの結婚の価値観をすり合わせるための話題ということです。
結婚する相手とは、まさに一緒に未来を作っていく相手です。思い描いている未来の絵が、重なる相手が理想的。2回目以降のデートでは、共通の話題以外に、未来を描くエッセンスも触れておきましょう。
そうすれば、お相手があなたの理想の結婚相手なのか、判断することができます。子供は欲しいと考えているのに、欲しくない人とお付き合いしても、幸せな成婚には結びつかないかもしれません。結婚観を早くからすり合わせることが、幸せな婚活のコツです。
もちろん、デートはその場を楽しむことが最優先には変わりありません。質問攻撃をしてしまうと、面接のようになってしまうので気をつけて。
事前の準備、話題に質問を混ぜること。そして、うまくいったら未来の話を。この点を意識するだけで、相手との会話のテンポもぐっとよくなります。なにより、会話に慣れることが肝心。コツを意識して、少しでも自信がついたら、婚活パーティーにたくさん参加してみましょう。そうすれば、どんな共通項を持つ人と話題が盛り上がるのか、おのずと判断できるようになってきます。