結婚への焦りをなくしたい!年齢で焦りすぎる男女の婚活は失敗する?
女は25歳か26歳くらいのアラサー前、男はアラフォーくらいの年齢で結婚に焦る!?
結婚相手を決めるとき、焦ると失敗するよ。既婚の先輩から、真剣な顔で聞かされた言葉です。いくつぐらいから、結婚を焦る人が増えるのか。そのタイミングは、男女で大きく違います。女性が結婚を強く意識するのは、25歳前後です。
第一次結婚ブームともいえるタイミングで、周りから結婚報告が届き始めます。学生時代に付き合っていた彼氏と、社会人2~3年目の少し落ち着いた頃合いで結婚しようというのがこの時期。はじめて参加する友人の花嫁姿に、「わたしもいつか……!」と憧れを抱きます。
そしてさらに強く女性が結婚を焦るようになるのは、30歳手前です。第二次結婚ブームと呼べるタイミングが、27歳~30歳のあいだにやってきます。30という大台に乗る前に結婚したい!誕生日で歳を重ねるごとに、結婚への焦りは大きくなります。
いっぽうで男性は、20代~30歳になるころは、まだまだ独身が楽しい時期です。女性と違い、子どもを持つことへの年齢を意識する機会が少ないため、30歳で焦りを感じることもあまりありません。
しかし、アラフォーが近づくと話は変わります。独身の飲み仲間もいなくなり、20代の若い女性にアプローチしても以前のようなよい感触が返ってこない。後輩も結婚しており、親戚からも「孫の顔はまだ?」と催促される。周りの女性も既婚者が増えるため、このままずっと一人かも、という焦りが出てきます。
結婚への出会いを求めるなら、意識して積極的に行動することが良い結果を生みます。しかし、焦りすぎる気持ちはときに失敗を引き起こすことも。特に、あなたにとってぴったりの結婚相手か見極めず、「30歳までに結婚したい!」と年齢意識して決断すると、その後の結婚生活で後悔することも多いもの。
わかっていても、なぜ結婚に焦ってしまうのか。その原因をみつけ、焦る気持ちとうまく付き合いながら婚活をするための方法をみていきましょう。
結婚には焦りたくないが子供は早く欲しい!女性には出産リミットがあるから…
女性が30歳手前で結婚を焦るのは、出産の年齢リミットが大きく関連しています。35歳を過ぎれば、卵子の質が低下する。自然妊娠の確率も下がることは、大きく知られるようになりました。
できれば30代前半で子どもを産みたい。そのために、何歳までに出会わなければ……と、年齢を逆算して婚活する20代の女性も珍しくありません。結婚を焦っているわけではないけれど、子どもを産む年齢を考えれば、うかうかはしてられない。かといって、20代前半で産むのは仕事のキャリア形成に支障をきたす。ある程度実績もつみ、けれども出産や子育てで体力があるうちに産みたい。そうした気持ちが、30歳前に結婚したいという女性の焦りにつながります。
男性でも、子どもがほしいと考える人は、若い内から結婚に積極的な傾向があります。現実をシビアに考えるタイプなら、子どもが成人する年齢やマイホームのローンを完済する年齢を考えて、何歳までに結婚したいと決めたりします。
いま現在、付き合っている相手がいれば、いつかはこの人と結婚するのかなと意識するようになるでしょう。しかし、交際相手もいない。結婚したいと考えた年齢も迫ってくる。そうなると、早く恋人を見つけないと!と、だんだんと焦りを感じることが増えていきます。
カップルでも不安はある!彼氏(彼女)と結婚への意識の違いがあると焦りが…
結婚適齢期といわれる20代後半~30代前半の男女なら、たとえ恋人がいても結婚への焦りはあります。
問題になるのは、恋人の間で結婚願望に開きがある場合です。女性はすぐにでも結婚したいと思っているのに、男性のほうはまだまだ早いと感じている。女性が20代後半、男性も同い年というカップルに、こうした問題は発生しがちです。
先にも述べたように、女性は30歳を手前に結婚への焦りが出てきます。しかし、同じ年齢の男性には、結婚はまだ先の話。家族を養うなんて、現実味がないように感じます。恋人は大切だけれど、家庭よりも仕事や遊びが楽しい年齢です。こうした意識のズレは、なかなか埋まりません。同棲しているカップルだと、ずるずると月日が流れてしまうことも。
とくに女性は、結婚に男性側が乗り気でない場合、きっぱりと諦めて次に進む見極めも重要です。好きだから、いつか彼の気も変わるだろうと考えていては、貴重な20代後半の数年間を丸々無駄にすることになりかねません。見切りをつけて年齢の余裕があるうちに、新しい出会いを探す切り替えの早さが結婚できるかの鍵になります。
周りの影響は大きい!友人の結婚ラッシュや親友や兄弟の結婚で焦る…
年齢以外に、周りの変化も結婚への焦りを感じる原因になります。20代後半になれば、友人の結婚ラッシュ。幸せそうな花嫁姿に感動するいっぽうで、独り身の自分が惨めに思えたり、結婚できるのかと不安を感じたりします。
帰省すれば、親は結婚の話題を出してくる。親戚の誰々ちゃんが結婚した。あんたは結婚はまだなの?と聞かれたら、焦りを通り越してうんざりするかもしれません。
そして、30代に入ると周りの友人はほとんど既婚者。夜にオシャレなお店に繰り出して、とことんお酒を飲んではしゃげる友達も減ってしまった。そうした環境の変化に、寂しさを感じ、私もはやく結婚したいなと思うようになります。
周りの友人は、結婚・出産・マイホームの購入など、着々と人生のステップを進んでいるのに、私にはなにもない。ただ仕事をして、家と会社を往復する毎日。変化のない生活に、むなしさを感じるように。
焦りを感じると、友人の結婚ラッシュが憂鬱に感じます。結婚式に参加するばかりで、私はいったいいつお祝いしてもらえるのだろう? 素直にお祝いしたいのに、卑屈になってしまう自分に嫌気がさすのも、周囲に環境の変化によるものです。
親に急かされても焦りは禁物!でも行動しないと後悔する!?前向きな婚活を
こうした結婚への焦りは、誰もが感じるものです。25歳を過ぎて、周りが結婚ラッシュだと感じるのはみな同じです。
焦りは必ずしも悪いものではありません。結婚を意識することで、「○歳までに結婚しよう」と具体的な期限を決めることができます。結婚は人生の大きな決断です。恋人がいたとしても、なにかきっかけがないと、プロポーズする勇気がでない。友人の結婚式に参加して感じた焦りが、結婚への具体的な話を進めるきっかけになることも。
まだまだ大丈夫だと余裕に構えていたら、あっというまに30代。若い頃とは違い、誰からも見向きもされないという状態になるのは避けたいもの。
ただし、結婚相手を探すとき、結婚を決断するときに、周りにせかされて焦るのは禁物です。親が結婚しろといったから。友人がこの人いいんじゃないと進めたから。それは、あくまでも他人の意見です。結婚を決めるときは、自分自身の気持ちに素直になりましょう。
結婚したいけれど、出会いが少なくて焦るという人は、行動する輪を広げてみましょう。友人の紹介に頼ったり、趣味の活動を活発にしてみるのもいいでしょう。婚活サービスを利用することで、巡り会える新しい出会いもあります。
婚活なんて、めんどくさいとか、勇気がでないとか、マイナスのイメージがあるかもしれません。しかし、婚活とは素敵な出会いを求めて活動する男女の場です。
出会い方に自然や不自然は関係ありません。結婚観を分かち合うことができ、幸せな結婚生活を送れる相手と巡り会えるのであれば、少しの勇気をだして、一歩を踏み出してみてはどうでしょうか。行動することで、見える未来もきっと変わってくると思います。