ボランティア活動で出会った彼。第一印象は悪かったけど子供に優しい

思っていた以上に大変だった地域ボランティアでいきなり注意してきた彼

私は43歳の女性で、在宅の仕事をしています。私が彼と出会ったのは、29歳の時でした。彼は私よりも２つ下の27歳でした。出会いは、私が友人と参加した地域のボランティア活動でした。

子供達と一緒に公園を掃除したり、バーベキューをしたりと、小規模なイベントだったのですが、子供達の人数が多くて、かなり大変でした。彼とはたまたま同じグループになり、私達は10人の子供達と行動を共にする事になったんです。

彼の第一印象は、ちょっとチャライ感じでした。私はお世辞にも器用ではなく、子供達とのコミュニケーションも思っている以上に大変でした。そんな時に彼から、「笑顔でいなきゃ駄目だ」と注意されたんです。事務的以外の会話はこれが初めてでした。でも、私はハッキリ言ってムッとしました。

子供のことをしっかり見ている彼を見て見る目が変わった

彼は子供達とほぼ雑談をしているだけで、細かい準備などは全部私がしていたんです。でも、子供達の手前怒る訳にはいかず、私はなんとか気持ちを抑えて、ごみ拾いの作業を子供達と続けました。

それから休憩する事になった時に、私が用意しておいたお菓子を出すと、彼がサッと横に来て、「〇〇ちゃん、小麦粉アレルギーだから気を付けて」と教えてくれるんです。それからも、子供達の性格や特徴を教えてくれるんです。いつの間に？と、思っていたら、雑談の中で彼が聞き出していたんです。

それから、彼への見方が変わっていったんです。彼は、ふざけながらも子供達が危険な行動をしないように、ちゃんと見ていてくれたんです。

最初は腹が立つやつだったのに、気づくとお互いに好意を持っていた

バーベキューも終わり、帰る間際に思いきって彼に聞いたんです。どうして、あの時笑顔でいなきゃと言ったのか。そうしたら、彼が言うには「そんなにピリピリしていたら、子供達も緊張する。それに、俺が見たかったから」と、言われたんです。ドキッとしました。

そんな風に言われるとは思わなかったので、戸惑っていると、彼は「冗談だよ」と笑いました。その笑顔があんまりにも素敵で、私はその時に彼に心が揺れている自分を意識しました。それから、彼とは友人関係となり、気が付くと互いに好意を持っていました。

彼から、「付き合わない？」と言われた時に、それが当たり前の事のように感じてました。出会った時の第一印象はあんなに腹がたっていたのに、不思議でした。それから彼とは一緒にボランティア活動をしています。子供が好きで誰かを贔屓せず全体を見れるのは素直に尊敬できます。子供からも信頼されています。この人と結婚したら良いパパになるだろうなと感じています。