【連絡先を聞かれなかった】相席居酒屋で出会った彼を追いかけた私

気づけば30歳超えで、周り結婚してい遊ぶ友達も減っていく

31歳の女性です。福祉関係の仕事をしています。私は彼氏と別れてから一年以上経っていたことに気づきました。気がつけば年齢も30歳を超えていました。その期間男性と関わる機会というのもほとんどありませんでした。

周りの人間は次々と結婚していき、徐々に友達と遊ぶ機会というのも減っていきました。このまま自分は年だけ重ねていくのかと考えると気分が滅入ってしまっていました。

なんとかしないといけない。私はそう強く思うようになっていました。何かを諦めるにはまだ早すぎると自分に言い聞かせました。とりあえず彼氏が欲しいとその時は切望していたように思います。人生になんとなく退屈を感じ、そして単純に寂しかったのかもしれません。

そんな時に友達に相席居酒屋に行かないかと誘われました。私はそういった場所は苦手でした。初対面の人と仲良く話をするということが得意ではなかったからです。正直あまり気乗りはしなかったのですが、何かが起こるかもしれないと期待してみることにしました。

相席居酒屋で最初の30分くらいは友達と2人で食事をしていたのですが、そのうち2人組のサラリーマンと相席になりました。そのサラリーマンの2人組は、1人はシラフで1人は明らかに酔っ払っていました。

そして、その酔っ払いはひたすらハイテンションで話をしていました。ただ、酔っ払っているにも関わらず、以外にこちらに気を使ってくれました。私たちは2人とも気を使わなくてもいいくらいに、その場を盛り上げようとしてくれていました。

料理やお酒のことも常に気をかけてくれていました。私はテンションの高い変な人は苦手だったのですが、だんだんとその酔っ払った人が気になってきました。

そして、そろそろ帰ろうかと、その2人組はあっさりと帰ろうとしました。連絡先も交換していませんでした。私は自分のことをあんまり気に入ってくれなかったのかと思い少し悲しくなりました。その人はそそくさと会計をしにいってしまいました。

私は追いかけて連絡先を聞きました。自分でもなぜそんな積極的な行動にでられたのかわかりません。でも勇気が出ました。何か見えない力に背中を押されたような気がしました。そして彼は心良く連絡先を交換してくれました。

今では、あの時勇気を出して彼を追いかけたことに心の底から感謝しています。彼は、自分の思っていた以上に素敵な人でした。自分の直感というのは本当にあてになるなと思いました。そしてその彼と来年結婚します。