恋活・婚活サイトで出会った農家の長男!農家の嫁も良いと思ったが…
ネットの出会いには良いイメージがなかったが、出会いもないし・・・
33歳の女性で現在は既婚です。当時私は25歳、都内上場企業で事務の仕事をしていました。婚活と恋活という名目のサイトに登録しました。元彼の浮気で失恋したため失意の中、すがる思いで登録しました。
ネットでの出会いにはあまりいい印象がなかったのですが、精神的に不安定だったのと、当時の生活スタイルではあたらしい出会いが期待できなかったのであまり期待はしていませんでした。
プロフィールなどを準備して毎日サイトを確認しました。2週間ほどで、男性からの連絡をくつかいただけました。その中でも印象的で、魅力的だと思えたのは北海道で農家を営むAさんという男性でした。
農家の長男との出会い。まじめさと彼の夢に惹かれていって会うことに
Aさんは農家の長男(跡継ぎ)で、35歳。主にトマトの栽培に尽力しており都内有名百貨店や、レストランへの提供を目指していて、自分の将来の夢を具体的に語ってくれました。そのまじめな姿勢にとても惹かれ、私は彼と会ってみることを決意しました。
最初のコンタクトから2ヶ月、東京で彼と会うことができました。ライン等で互いの写真を交換し、電話も何度かしていたので特にイメージとのズレを感じることなく、思った通りの素敵な男性でした。私はベジタリアンであることも手伝って、彼との会話はとても盛り上がり話題は尽きませんでした。
都内の野菜ビュッフェレストランでランチをし、百貨店巡りをし、意気投合しました。優しく紳士的なAさんを、改めて異性として意識し、私はさらに好きになりました。無事次回の約束もとりつけてその日は別れました。
タイミングが合わなかった…親の介護で遠方への嫁には行けなくなった
2か月後、次回は北海道の観光、ということで私が訪問することにしました。北海道での二回目のデートも最高に楽しいものでした。近年話題になっているリゾート型ホテルに宿泊予約をしてくれて、とても心地よい時間を過ごしました。いままでで一番長い時間を過ごしましたが、一切気兼ねや、気まずい雰囲気になることはなく、彼との結婚願望も生まれました。
次回はいよいよ北海道の彼の農家の訪問とご両親へのご挨拶を、という運びになりました。しかし、結論からいうと都内に住んでいる私の両親の体調不良で介護が必要となったため、泣く泣くキャンセルさせていただきました。
私自身は北海道という土地に移り住むことに何ら抵抗はありませんでしたが、両親の健康状態を鑑みると、私が東京を離れることはできない状況でした。
辛い決断ではありましたが、彼とはそれきり連絡を取ることなく終わりになりました。出会いを無駄にしてしまったようでとても心残りです。今現在私は都内の男性と結婚し、両親の近くで生活をしていますが、今でも彼のことを思い出すことがあります。