バイトの先輩に彼氏との事を相談していているうちに好きになってたが…

バイト先のウェイターさんへの恋。彼氏についての相談乗ってもらっていて…

私は、現在43歳の女性です。雑貨屋の店員をしています。私が25歳の時に、30歳の人に3年間の間、片想いをしていました。相手は、バイト先の飲食店のウェイターさんで、きっかけは私が交際していた恋人とうまくいかず、ケンカした時に慰めてもらった事でした。

顔は、タイプではなかったのですが、とにかく明るい人で、いつも職場のムードメーカーだったんです。私が彼の事を意識したのは、電話で恋人とケンカして泣いていた時です。その人が来て、濡れたタオルをくれたんです。
早く冷やした方が良いからと。

そこで、私は初めて目元がはれていると気が付いたんです。それから、何かと相談に乗ってもらい、時には夜中でも電話で相談に乗ってくれました。とても穏やかな声で、この人になら何でも話せると思っていました。私はこんな事を思ってはいけないと思いながらも彼にひかれてしまい、気が付くと片想いをしていました。

でも、恋人とも交際していた私にはそんな資格はないと思い、恋人と別れる事が出来たら告白しようと決めていました。とにかく独占欲の強い恋人で、私が少しでも男性と話していると焼きもちを妬くみたいなんです。

でも、飲食店で働いている以上、どうしても男性のお客さんは来ますし、従業員も男性の方が多かったんです。しかし、私の中にはそれでも恋人と別れる事への躊躇いがありました。どこかで、別れられなかったのです。

でも、とうとう大ゲンカとなり、別れる事になりました。その時も、彼が側にいてくれたのです。彼の事が、どんどん好きになりました。しかし、ある時。私の片想いは唐突に終わりました。

彼には、ちゃんと恋人がいたんです。遠距離で今までは離れていたらしく、婚約をした事で、彼女さんが彼の部屋に引っ越してくるのだと聞きました。とても辛かったのですが、告白しなくて良かったと思いました。

告白しなかったから、笑顔で祝福する事が出来ました。それから、２年間は彼との友人関係は続きました。そして、彼が結婚して彼女さんと沖縄に行ってからは、連絡をとる事もありませんでした。

この事で私が感じたのは、片想いは決して辛い事ばかりではないという事でした。もしも、彼に片想いをしなかったら、私はきっといつまでも元彼が忘れられずに、泣いてばかりいたかもしれません。

それよりも、気持ちが通じなくても、誰かの事を想いながら暮らす事の方が、ずっと有意義でした。確かに両思いにはなりませんでしたが、それでも彼の事を好きになって良かったと思います。