『騙したつもりはない』彼の前では女の子っぽく振舞っていたが本当は…
たしかにお出かけの時は女の子っぽくはするけど・・・
私は、30代の女性で接客業をしています。21歳の時に振られたお話です。25歳の彼と、そろそろ交際半年を迎えた頃でした。フラれた原因は、私の普段の生活スタイルを知られたからでした。
もともと彼との出会いは合コンだったんです。お互い意気投合して、すぐに交際をスタート。1週間後には、彼の部屋で朝御飯を食べる日が多くなりました。
彼は、私が女の子らしいといつも言ってくれるんです。確かに、外出する時の洋服はシンプルでありながら可愛さを強調出来るものを選んでいたし、小物も出来るだけカラフルなものを選んでいたし、確かに女の子らしいと言えば、女の子らしいんですが、でも普段の私は彼のイメージとはかなり違うんです。
本当は女の子らしくないのに、彼のイメージを壊してはいけないと思って
まずは、服装だっていつもは女の子らしいものはあまり着ないんです。合コンやデートの時などには、やはり気合いを入れておしゃれをしていくんですが、女の子同士で会う時には、面倒くさくてメイクさえしないんです。それに、室内ではスウエットの上下ですし、女の子らしい家具や雑貨も室内には何もないんです。
私の部屋には、小さい時から好きだった少年漫画の単行本がズラリと並び、インテリアも、女の子らしさとはかけ離れている物ばかりなんです。好きな人の前では少しでも女の子らしくいたかったのですが、逆に彼のイメージを膨らませ過ぎてしまって、内心どうしょうかと思っていたんです。
ある日、好物を聞かれた私は、本当はお酒のおつまみの類いが好きなんですが、彼のイメージを壊してはいけないと思い、ショートケーキと答えました。もちろん、ショートケーキも好きなんですが、やはりサラミとかアタリメの方が好きなんですよね。
いつか言おうとは思っていた、彼はなかなか信じなかったが・・・
いつほんとうの事を言おうかと悩んでいたら、彼からまさかのプロポーズ。これは言わなければと思い、彼に本当の事を言いました。彼はなかなか信じてはくれませんでした。でも、私が本当の事を言っていると分かると、彼は突然怒り出しました。
でも、その言葉は私には納得できないものでした。彼は、私に対して「騙されたっ」と言ったんです。確かに、私は少しでも女の子らしく見せようとは思いましたが、騙したつもりなんてありませんでした。
おまけに彼は、今までのデートでいくら使ったとか、時間の無駄だったとか、さんざん悪口を言ってから、「別れる」と言ったんです。この事で、私は自分を偽るのはやめたんです。その方が無理をしないで、普段の自分を見てもらえるからです。