もう疲れたと言う年上彼女…決定的な何かではなく性格の不一致で…
憧れの年上女性に勇気をだして食事に誘って気持ちを伝えた
現在僕は30歳の男です。職業は飲食業をずっと続けていて気づけば今年で働き始めて10年目。思い出してみるとその人と出会ったのは僕が専門学校を卒業した後初めて働いた結婚式場でした。僕にとっては初めての彼女ともいうべきその人は僕よりも7歳年上の大人の女性。当時22歳の僕からしたら7歳も年上の女性と付き合えるなんて思ってもいませんでした。
付き合ったきっかけは僕の感じた小さな恋心からです。「あの人可愛いな…」と感じた気持ちが関わりを増すごとに大きくなり、気づけば僕は彼女を見るたび目で追うように。
そんな時ひょんなことから言葉を交わし「今度の休みにご飯でも行きませんか?」と心臓がバクバクしながらデートに誘った日のことは今でも覚えています。デートの当日、わがままを言って彼女の家に泊まった僕はその日のうちに気持ちを伝え付き合うことになりました。
付き合えて有頂天になっていたが、軽く違和感を感じるようになった
週末になると僕の職場のやってくる彼女を見るたび胸が高鳴りました。職場では冷静に振舞っていましたが、彼女の姿を見るたび胸がときめき毎回目で追いかけるような日々。
そんな月日が半年ほど経ったある日のこと。僕は軽い違和感を彼女から感じるようになりました。「なんか、妙によそよそしいな」。その違和感は時間が経つごとに増していき、ある日僕は意を決して彼女に直接聞いてみました。
「なんか、最近おかしくない?」そう言った直後に感じたしばしの沈黙。空気の緊張が僕にヒリヒリと伝わって来ます。「最近もう疲れちゃって」。そう彼女の口からこぼれた後、僕は今まで気づかないふりをしていた自分の気持ちに気づき始めました。
決定的な理由はないけど・・・これが性格の不一致が原因ってやつか
思い返してみれば彼女の性格は猫のように気まぐれでそこに魅力を感じることも多かったけれど、半分疲れてもいたんです。そして彼女も僕と同じように違和感を感じていた。明確にこれ!と言った原因はないけれど。これが世に言う性格の不一致というものなんだなと身をもって思い知ったんです。
小さな気持ちのズレが積み重なってしまい大きなズレになってしまった。彼女が年上で僕自身意見を強く言えない立場にいたのも良くなかったのだと思います。振られた当時の胸がぎゅっと辛くなる感覚は今でも思い出します。その時は悲しくて辛くてしばらく家にこもって過ごしていました。
しっかりと日々の小さな違和感に向き合っていれば当時のような失恋はしなかったのかもしれません。でももしかしたら元々の性格の違いから結局同じ結論に至っていたかもしれません。
彼女と付き合ったのは約8ヶ月と短い期間でしたが僕はこの経験から自分に素直になる大切さ、性格の合わない難しさを知ることができました。